米びつ桐のデメリットは手入れや価格だけ!!メリットやおすすめ商品も紹介

当ページにはアフィリエイト広告が含まれています

お米を収納するのに最適の米びつ選び、とっても迷いますよね。

お店に行くとガラスやプラスチックなど様々な材質の米びつがありますが、中でも桐の米びつは昔からあり高級なイメージです。

桐の米びつは高いから手がだしにくいなぁ

木でできていると、手入れが難しそう

桐の米びつを選んだ場合、1番のデメリットは価格が高いこと、そして水洗い不可、長期間使うことでの桐自体の変色だけなんです。

米びつが桐だと挙げられる数々のデメリットの中には、認識が違っているものもありました。

米びつが桐で出来ていると、調湿効果や防虫・抗菌効果など、デメリットを上回るメリットもあります。

毎日食べるお米がより美味しいままの状態で、安全に保存できる桐の米びつはおすすめです!

目次

桐米びつがデメリットとされる6つを徹底解説!

日本人の主食である、お米を収納する米びつにこだわる人は多いのではないでしょうか。

桐は米びつだけではなく、着物を収納する「桐タンス」としても、昔から重宝されているイメージがあります。

お米にとって良い環境である桐米びつを選ぶ場合、デメリットと言われる6つを徹底的に検証しました。

  • 【✕価格】他の素材と比べて高価
  • 【△重量】木製なので、プラスチックや金属製に比べて少し重い
  • 【△耐久性】適切なケアが必須。長期間の使用で傷んだり劣化する
  • 【✕手入れ】水洗い不可。定期的な清掃や乾燥が必要
  • 【〇デザイン】選択肢が他材質に比べて限られる
  • 【◎容量】大家族向けの大容量タイプもある

これらのデメリットをしっかり考慮して、自分のニーズに合った米びつを選んでくださいね。

米びつが桐だと価格が高いものが多い

米びつはプラスチックやガラスなど様々な材質でできているものが売られています。

5kg材質別の価格の比較

材質価格
桐(国産)5,000円〜30,000円
桐(中国産)2,500円〜 4,500円
プラスチック100円〜 3,500円
ガラス2,500円〜 7,000円
ほうろう3,000円〜 8,000円

アンティークガラスでできたジャーや国産のほうろうは価格が高い物もありますが、やはり国産の桐で作られた米びつは価格が高いです。

材料になる桐の材木から国内で管理されているものほど高価です。

毎日食べるお米を入れる物なので、安心できる国産がおすすめ!

私は過去に、押し入れで使う中国産の桐でできたすのこを購入したことがありますが、匂いが我慢できないほどひどく、捨てたことがあります。

桐米びつの中でも低価格でレビューも高評価、蓋もスライド式でデザインが可愛いものもありますよ。

ただし、「天然桐」とあるだけで国産と表記はないので、国産がいい方はご注意ください。

重量や耐久性がやや劣る

ちょっとくらい雑に扱っても大丈夫!!

というプラスチック製品に比べて、桐製米びつは重量が少しばかり重く、耐久性も衝撃に関してはちょこっと劣ります。

例えば増田桐箱店の桐米びつ3kgタイプは650gなので、プラスチック3kgの280gに比べると、約倍の重さです。

他の米びつとは、ちょっと重い郵便物くらいしか変わりませんし、耐久性は衝撃を除けばプラスチックよりも劣化に強いです。

劣化ではありませんが、米びつが桐でできていると、長い期間経つと茶色っぽく変色してくることがあります。

木材に変色はつきもの。
きめ細かく白いイメージの桐ももちろん、使用年数での変色は避けられません。

桐が変色してくるのは、桐に含まれる「タンニン」と呼ばれる成分が原因です。

タンニンは金属イオンと化学反応を起こし、黒色に変色する性質を持っています。

長い年月使用しているとタンニンが化学反応をおこして黒ずんでくることもありますが、すべての場合で起きるとは限りません。

桐に含まれるタンニンには防虫や抗菌の効果があるので、変色するデメリットよりメリットのほうが大きいです!

桐に含まれるタンニンのメリット」については次の項で詳しく紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。

桐米びつは水洗い不可

米びつが桐で出来ている場合、1番の注意点として、水で洗ってはいけないことです。

キッチン用品として洗えないというのは、最大のデメリットと感じる方も多いのでは。

桐は水に濡れると水分を吸ってしまい、湿気の調節ができなくなります。

桐にはたくさんの小さな穴があり、穴に水分をとどめる、穴から水分を放出するといった湿度を調整する性質があるためです。

米びつが桐である最大のメリットは、桐が中に入っているお米の湿度を調整してくれること!

桐に無数にあいている小さな穴が、呼吸をするように木の水分を調節することで、中に入れたお米を美味しく保ってくれるのです。

桐が水を含んでしまうと、小さな穴がふさがり、中身の湿度を調整することが出来なくなってしまいます。

1度水分を含んでしまうと、なかなか乾燥させることが難しく、カビの原因にもなります。

せっかくの桐のメリットを生かせなくなってしまうので、水洗いは絶対に禁物です!

お米は使い切って小まめに乾燥

空になった米びつは細かくなって残ったお米やぬかを取り除き、風通しのよい場所で陰干しするのがベスト!

桐の米びつを洗わず清潔に保つには、毎回お米が空っぽになってから新しいお米を入れましょう。

  • 空になった米びつはひっくり返して、お米のかけらやぬかを取り除く
  • 固く絞ったふきんで拭いて、しっかりと陰干し

少し手入れが必要ですが、乾燥させきれいにすることで、桐の米びつも美味しいお米も長持ちしますよ。

サイズやデザインの範囲は思ったより広い!!

桐といったら「和」なので、人気の北欧風やログハウス調のお家にはどうしても違和感が…。

それでも、ブラック調やシンプルな木目を活かしたデザインもあります!!

容量も昔は3kgや多くても10kg、15kgくらいしかなかったのですが、なんと30kgタイプもあるんですよ!

KATOMOKUの米びつはブラック調がとってもおしゃれで、もはや米びつに見えないインテリアに溶け込むデザインががかっこいいですね。

米びつ桐だからこそのメリット3つ!!

米びつが桐でできているデメリットを紹介しましたが、それでも桐の米びつが人気があるのはどうしてなのでしょう。

桐の米びつには他の材質の米びつにはないおすすめの効果があります。

メリット
  • 湿気を調整してくれる
  • 抗菌と防虫の効果がある
  • 桐は熱伝導率が低く食品の保存にむいている

【メリット1】桐の調湿効果がお米の水分を保つ

米びつが桐でできているメリットの1つめは、木材である桐が箱の中の湿度を調節してくれることです。

桐には多孔質と呼ばれる、目には見えない小さな穴がたくさん開いています。

湿気が増えると小さな穴が水分を吸収し、湿気が減ると小さな穴から水分をはき出します。

木が呼吸しているような性質を利用して、湿気を調整することを「調湿性」と言います。

桐自体が水分を吸収したり放出したりすることで、箱の中身の環境が一定に保たれるのです。

お米の美味しさは、お米が含む水分の量で変化します。

新米が美味しいのは、水分を多く含んでいるからです!

精米して時間が経つとお米の水分が減り、水分が減ることで甘みも薄くなってしまいます。
また水分の減ったお米は食感も悪くなってきます。

お米にとって1番大切な水分を、適切にかつ自然に調節してくれる効果のある桐の米びつはおすすめです!

【メリット2】桐の抗菌や防虫効果がお米を守る

桐は天然の木材です。
桐には天然の防虫効果や抗菌効果を発揮する成分があります。

米びつが桐だと期待できる、抗菌や防虫の効果を発揮するおもな成分を3つ紹介します。

  • タンニン
  • パウロニン
  • セサミン
タンニンとは
  • ポリフェノールの一種で、口に入れると苦みや渋みを感じる。
  • お茶や柿にも含まれている渋み成分で、水分と結合することで渋みを感じさせる。
  • タンニンの渋成分は防腐効果が高く、菌を繁殖させにくくしたり、カビの発生を抑制したりすることができる。

タンニンは桐に多く含まれる成分です。

濃い緑茶や番茶を飲んだときに感じる苦みや渋み、赤ワインを飲んだ時に感じる渋みはタンニンの成分です。

渋柿にはタンニンがたくさん含まれていますが、干して水分を抜くことで渋みを感じなくなるんですね。

干し柿はタンニンの水分がなくなることで、渋みを感じなくなる性質と防腐効果を利用したもの!

タンニンは食品にも含まれていると知ると、安心して使用できますね。

パウロニン・セサミンとは
  • 桐に含まれる成分の1つで、防虫力が高い。
  • ダニなどの害虫が嫌う成分で、お米に虫が繁殖するのを防ぐ。

パウロニンとセサミンはお米に繁殖する虫やダニを抑制してくれる成分です。

気温が高くなってくるとお米に虫が繁殖したことはありませんか?

私はプラスチックの米びつを使用していた時、夏に虫が繁殖したことがあり、嫌な思いをしました。

セサミンなどの天然の防虫成分でお米を守ってくれる桐の米びつはおすすめです!

【メリット3】桐は熱伝導率が低く保存にピッタリ

お米を美味しい状態で保存するためには、できるだけ温度と湿度を一定に保つことが重要です。

お米の保存状態を一定に保つのに、桐は非常に適しています。

桐の木は繊維質で細かい穴が無数にあいている「独立気泡」という構造をしています。

発泡スチロールのように細かく、たくさんの穴がある桐には、熱を伝わりにくくする効果があります。

米びつが桐だと、熱を伝えにくい性質によって、外気温の変化が内部に伝わりにくくなるのです。

食品は温度変化が少ないほうが傷みにくいので、桐は食品の保存におすすめです。

米びつは桐がおすすめ!商品や選び方を紹介

米びつが桐でできている商品を探すのなら、ネット通販が簡単で種類もたくさん見つかります。

大きさやデザインを比較・検討することができおすすめです。

収納商品をたくさん販売しているニトリでは、ネット通販限定で桐の米びつを販売しています。

ほかにもこだわりの桐の米びつを販売しているお店があるので、おすすめの商品や選び方を紹介します!

【ニトリ】ネット通販限定!身近で便利

引用 ニトリネット

身近なニトリでは、ニトリ独自のネット通販限定で桐の米びつを販売しています。

ふたはスライド式で計量カップなどでお米を量るタイプです。

蓋が取り外しもできるので、お米の入れ替えや掃除にも便利でおすすめです。
タイプは容量ごとに4種類ありました。

タイプサイズ重量
5Kg幅18.5×奥行32×高さ27.5cm約1.3kg
10Kg幅21×奥行35×高さ34.5cm約1.7kg
20Kg幅24×奥行44.5×高さ46cm約2.8kg
30Kg幅30×奥行44.5×高さ46cm約3.1kg

参考 ニトリネット

ニトリの桐で出来ている米びつは底にキャスターがついており、楽に移動させることができます。

上部の蓋はお米を取り出す時にはスライドさせますが、掃除の時などには蓋をすべて取り外すことができます。

【増田桐箱店】お洒落な桐箱がいろいろ

福岡県古賀市にある桐箱製品の老舗、増田桐箱店。
国産の材料を使った、安心して使える米びつを3種類販売しています。

箱の下にキャスターがついており、楽に移動させることができる米びつで、5Kg用と10kg用があります。

ふたは上に取り外すタイプですが、フタの持ち手に工夫があり、米びつの縁に引っかけることができるようになっています。

縁に引っかけることで床や地面にフタを置くことなく使え、衛生的です。

タイプサイズ
5Kg幅20×奥行23×高さ29.3cm
10kg幅20×奥行29.8×高さ37cm

他にもフタがアクリルで中身の見えるお洒落な桐の米びつや、美術品のように美しい米びつもあります。

1度ホームページをのぞいてみる価値のある商品ばかりですよ。

桐の米びつを選ぶ時に注意したいポイント3つを紹介!

米びつが桐の場合、選ぶときのポイントが3つあります。

  1. 米びつの容量
  2. 米びつ自体の重量
  3. 米びつの使いやすさ

どのくらいの量を保存するのかによってサイズを選びますが、桐の米びつの場合はフタいっぱいまで入れてしまうと調湿性が落ちてしまいます。

桐の効果を発揮するために、余裕のあるサイズを選びましょう。

桐はとても軽い木材ですが、お米を入れて移動させる場合は米びつの重さを確認しておきましょう。

キャスターがついている商品もあるので、たびたび移動させる場合はおすすめです。

お米の取り出し方も重要です!
毎日使うものなので、お米を取り出す部分の開口部の大きさやふたの開き方を確認しましょう。

ふたを取り外して使うものやスライド式、シャッター式など開け方も様々です。

どこに置くかによって使いやすい形状を選ぶことをおすすめします。

まとめ

  • 桐米びつの最大のデメリットは価格、そして水洗いできない、小まめな手入れが必要なだけ
  • 桐でできた米びつは高価なものが多いが、値段以上に良い点がある
  • 桐は調湿効果があり、食品を常温保存するには最適の材質
  • 米びつが桐だと防虫効果や抗菌効果があり、お米を虫やカビから守ってくれる
  • 桐の米びつはネット通販でたくさんの種類を選ぶことができる
  • 桐の米びつを選ぶ時は、米びつの容量・重量・使いやすさに注意

米びつが桐でできている場合のデメリットとおすすめの点を紹介しました。

桐が昔から使われているのにはたくさんの理由がありましたね。

桐の米びつを長く使っていくには、ちょっとした手入れのコツがあります。

美味しいお米を食べるために、より良い状態でお米を保存できる桐の米びつを、ぜひ使ってみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次